会長ごあいさつ

大阪市役所医師会のホームページへようこそ

新会長 挨拶

「みんなが輝くダイバーシティ医師会をめざして」

細井 雅之
大阪市役所医師会 会長
(大阪市立総合医療センター 糖尿病内科部長)
 この度、令和4年4月、代議員会にて西口幸雄先生の後任に会長に選任されました、細井雅之です。本職は総合医療センター糖尿病内科課長です。
大阪市役所医師会は大阪市に勤務する医師(大阪公立大学を除く)を会員とする団体です。大阪府医師会の郡市区等医師会に該当します。会員のために働きやすい環境を整たり、学術活動を主に下記の委員会により活動して参りました。
  • 学術委員会;毎年8月に学術集会を行い、研究発表会と、著名人による特別講演を行っています。研究発表会では研究医を中心に発表してもらい優秀者には表彰も行っています。
  • レジデント研究医委員会;レジデント研究医を応援するために、医学研鑽のための研究を行い、論文作成や学会出張した場合に支援金を支給する制度を令和3年度より開始しました。
  • 勤務条件検討委員会;会員の給与、福利厚生について関係各局と協議しています。例えば、育児休暇制度を他の職種と同様なレベルに改定していただきました。
  • 男女共同参画委員会;女性医師の会とも共同して、女性医師が働きやすい環境になるように活動しています。
  • 総務委員会、広報委員会;上記活動を支援してまいりました。
 本年の第119回日本内科学会総会公開シンポジウムに「働き方改革、ダイバーシティ」というものがあります。
「現在「働き方改革」は「労働時間の削減に主眼を置いた働き方改革」より「付加価値の高い働き方に見直していく働き方改革」に深化していくことが求められています。
「労働環境の変化や個人の価値観の多様性により「ダイバーシティ」にも注目が集まり、世間の要求の多様性に応じて企業側も人種、性別、年齢、信仰などにこだわらずに多様な人材を生かし、最大限の能力を発揮させようという研究が重ねられ、また人材の確保の観点からも「ダイバーシティ」に取り組む企業が増加しております。医師の世界においてはこれまで、女性医師支援として院内保育所や産休育休制度の整備が大命題でしたが、時代の移ろいとともに状況が変わり、現在では介護休暇や支援を受けない立場の職員へのフォローなど、多様な観点が求められるようになり、ダイバーシティ(多様性を受け入れる)の発想に基づく施策が各病院の新たなテーマのひとつになりつつあります」(日本内科学会雑誌111巻p674,2022年)
今後、大阪市役所医師会もダイバーシティを推進し、会員全員が輝ける職場をめざしていきたいと考えています。
最後に小生の好きなことば;「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎、渡辺和子)令和4年4月11日

令和4年4月11日